東京・雑司が谷のちょっとディープな案内所 "zodee"(ゾディー)
この街に暮らしてみつけた「わたしのお気に入り」をこっそり教えます。
おかいものなら
おさんぽするなら
暮らすなら
雑司が谷での何の変哲もない日々を、書いていくだけのブログ。
このまちで暮らすと、どんな毎日になるのか少し垣間見ることができるかもしれません。
たまには池袋や椎名町、要町にも遊びに行きます。雑司が谷でのゆるやかな暮らしの日記。
雑司が谷のきほん
雑司が谷は、池袋の隣町、豊島区と文京区の境に位置しています。
現在、地名としての雑司が谷は雑司が谷一丁目から雑司が谷三丁目までですが、江戸時代の「雑司(ヶ)谷村」は池袋駅や東池袋駅のほうまでがそのエリアだったそうです。
まあ、ここでは副都心線の「雑司が谷駅」と都電の「鬼子母神前駅」のまわりをざっくり雑司が谷とよぶことにします。
まめちしき
雑司が谷、雑司ヶ谷 2つの表記の違いは?
簡単に言うと、昔の地名表記は「雑司ヶ谷」なので、昔からある雑司ヶ谷霊園などはこちらの表記。現代になって行政が住所として使用しているのは雑司が谷。副都心線の駅などは最近できたので雑司が谷の表記となっています。
雑司が谷を知るための5つのキーワード
御会式(おえしき)
御会式は毎年10月16日、17日、18日に行われる日蓮上人の法要です。
この日は町中が総出で太鼓を打ち鳴らし、万灯を持って練り歩きます。
その景色は毎年圧巻!鬼子母神堂にも出店が
たくさんでてにぎやかです。
一年で一番雑司が谷が盛り上がる3日間。
これを知らずして雑司が谷は語れません。
鬼子母神(きしもじん) ※正確には鬼の字の上の点(つの)は無し
国の重要文化財・雑司ヶ谷鬼子母神堂は、清土(護国寺の近く)から掘り出された鬼子母神像が天正6年(1578)その霊威を知った地元の人々により堂が建て祀られたのがはじまり。江戸時代におけるこの地の総鎮守となり、今でも愛され続けています。
鬼子母神は子供を守る神様であり、境内には樹齢が約600年以上と推測される子授けイチョウもあり、子宝や安産祈願に訪れる人が多くいます。
雑司ヶ谷霊園
夏目漱石、小泉八雲、泉鏡花、永井荷風、島村抱月などの文豪や、ジョン万次郎、画家竹久夢二、詩人サトウハチロー、言語学者金田一京助など、著名な方々が多く眠る。
夏目漱石の「こころ」のなかにでてくるKのお墓も雑司ヶ谷霊園ですね。
手塚治虫(並木ハウス)
鬼子母神の参道、ケヤキ並木をすこし入ったところにかつて手塚治虫が住んだ「並木ハウス」があります。
トキワ荘の次に住んだ場所で、ここでは「鉄腕アトム」「リボンの騎士」「火の鳥」などを執筆していたそうです。このアパートは今でも現役!手塚先生が暮らした部屋にも住んでる方がいます。うらやましい!笑
手塚治虫と並木ハウスについては
虫プロの公式サイトで詳しく知ることができます。
雑司が谷七福神
雑司が谷七福神は、雑司ヶ谷の町おこしのために地元の有志の方が神社仏閣の協力を得て2011年から参詣が始まりました。
一般的な七福神は弁財天の紅一点ですが、雑司ヶ谷七福神は寿老人のかわりに吉祥天を入れています。吉祥天の母が鬼子母神といわれており、ゆかりのある吉祥天を加えたそう。
毎年、お正月に七福神をめぐり福をわけてもらいます。
© zodee